衛星通信用の地上アンテナをシェア!農業分野に光明を見出せるか?

2019.08.16 ブログ

インフォステラ社は、衛星通信用の地上アンテナをシェアするサービスを展開します。

船舶やインフラ管理など、小型人工衛星の需要がある産業は幅広いものの、地上アンテナの整備が課題となっていました。

 

そこで同社は地上アンテナの空き時間を融通する事で、人工衛星と地上を結ぶ通信プラットフォームを握ろうとしています。

地上アンテナは、1基建設するために1億円の費用がかかると言われています。

また、衛星通信に標準方式が存在しないため、接続用の開発などに時間が掛かる点もネックでした。

 

そんななか同社は、変換接続機能を開発し、企業が衛星通信を利用するまでの期間短縮に成功しました。

アンテナ事業者は空き時間にも稼げるようになり、農業などの採算が厳しい分野の宇宙ビジネス参入も期待できるという事で話題になっています。

今後、同社の利便性にユーザーが慣れれば、衛星も同社の方式に合わせて設計されるようになるのだとか。

という事で、農業分野での活用が、更に活発になってくるといいですよね。