2020.10.15 ブログ
11月3日の米大統領選において、「中国」は大きな争点の1つとなっています。激戦州の中西部ミシガン州は農業も盛んで、輸出を見据えた中国への対応が大統領選に影響する可能性があるとするためです。
農家からは、トランプ氏が再選すれば中国との関係が正されると期待する声も聞かれます。中西部「コーンベルト」の農家を対象にした世論調査では、トランプ氏への支持が75%に上ったという結果もあるようです。ただ、2月に米中貿易協定が結ばれてからも、中国は米農産品への報復関税を解除していません。
米研究者の多くは、バイデン氏が当選しても対中政策の方向性は変わらないと見ているようですが、対決と協調のバランスを重視するバイデン陣営に、トランプ陣営ほど中国への強硬な姿勢は見えません。
トランプ陣営は中国との対決戦略を明確にし、欧州などの兵力削減を行いつつ、インド太平洋に重点を置いています。米国が世界各地に兵力を配置する力を失いつつある中、バイデン氏も政治的な決意を問われています。
この記事がアップされる頃にはトランプさんのコロナもすっかり回復して「俺はコロナに打ち勝った!」と更に勢いを増しているかもしれません。
中国にしてみればオバマ時代を見るかぎりバイデンさんの方が組みやすしと見ているのでしょうかね。