水田での稲作は地球温暖化を促進するが、魚を育てれば問題が解決する? 何それ?

2020.07.09 ブログ

コメは最も温暖化に影響を与えるとされる穀物である? 水田の底にある泥にあまり酵素が含まれていないために、二酸化炭素の30倍近い温室効果を持つメタンが発生しやすいようです。

 

 メタンを減らすために水田に魚を放つ案が検討されています。環境保護NPO「資源再生研究所」によると、水田に魚を放つプロジェクトは、もともと天然魚の乱獲を防ぐことを目的としていました。同研究所のデボラ・モスコウィッツ理事長が魚とメタンの関係性を湖で調査した論文を発見したことで、水田へ魚を放つことのさらなる意義が見出されました。

 

 論文によると、魚を放つと湖のメタン放出量が90%減少したという。魚が動物性プランクトンを食べることで、それらに捕食されるメタン栄養細菌が増加。メタン栄養細菌はメタンを食べるため、結果としてメタンが減少するとのこと。

 

 カリフォルニア州でこの仮説に基づいた実験が行われています。これはさらにコメ農家に魚の養殖という新たな仕事をもたらす可能性もあるとされています。

米作りが地球温暖化!?

これはグレダさんに「How dare you!」と言われかねないので、この話題はそっとしておきましょう。

田んぼで錦鯉が泳ぐ姿も気になりますが、中干で絶滅してしまう姿も頭から離れません(泣)