新しい培養肉の製造方法は「綿あめ」がヒント?

2019.12.27 ブログ

ハーバード大学の研究チームが、筋繊維を模倣して作られたゼラチン繊維に動物細胞を定着させて培養肉を作るやり方を開発しました。

 このやり方では、まず綿飴製造機のようにマシンが1分間に3万回回転し、繊維を飛ばします。その繊維をエタノールと水を混ぜた溶剤に入れ、バラバラにならないようにします。豚由来のコラーゲンを用いたゼラチンが、繊維の原料です。

 繊維はゼラチンからできているので、培養肉は柔らかくなります。このマシンを使えば、プルドポークのように細胞が細長くほろほろと崩れる肉の塊ができます。研究チームはウシとウサギの細胞をこれに定着させました。培養肉の質感は本物そっくりだそうです。

 ただ、ラボが食品安全基準を満たしていないので、味の検証は実施できていません。また、加熱によって変化が起きる恐れもあるそうです。


これからの技術はどんどん進んでいって、和牛のような「ブランド培養肉」のようなものも出てくるのでしょうかね。

これから先の未来に私たちはどんな食生活をおくっているのでしょうか?