2019.09.16 ブログ
アフリカで起業熱が高まっています。
2017年、ケニア西部の町・ケリチョに設立された「キャップアグリ」は、紅茶工場に農家がおさめる茶葉の量をデジタル機器で計測。納入量を上限に、いつでも金銭を受け取れるようにする実験を行っています。「キャップアグリ」はスマホの電子決済を活用し、農業にIoTをいち早く導入しました。
ナイジェリアの「コボ360」は、トラック版のウーバーとでもいうべきサービスを展開。トラック運転手と、商品を輸送したい企業をアプリでマッチングしています。
アフリカの主な国では、年間所得3000ドル(約32万円)以下の貧困層が8割近くを占めています。このため、金融や物流の整備が遅れてしまいましたが、これを好機とみて起業する動きが活発化してきています。
情報メディア「ウィートラッカー」によれば、アフリカのスタートアップによる、世界からの資金調達額は、18年に7億2600万ドル(約770億円)に上ったそうな。アフリカのスタートアップと協業する日本企業も増えており、今後の競争は激化するとみられています。
アフリカにおける市場拡大を睨み各国各社がしのぎを削っていますね。
ところで個人的に気になるのがアフリカの食料自給率はどれくらいなのか?
日本のように道路の端から大根が出てきたり?というのはまずありえないような土壌がアフリカでは一般的なようで、生産量も決して豊富だとは言えないようです。
今後、確実に経済成長を続けていく中で、誰がアフリカの胃袋を満たすのか?というのも大きな課題であり、そしてビジネスチャンスでもありますね。