米国の大豆生産は「中国不要論」で新たな展開が!

2019.09.20 ブログ

 ケンタッキーフライドチキンが先日、ビヨンド・ミートが作った植物由来の「チキン」の新メニューを一部店舗で販売したところ、人気を博したようです。

 

 植物由来食品協会によると、米国では植物由来食品の売上高が4月までの1年程度で前年比11%増となり、市場規模は45億ドル(約4770億円)に達しました。一方、食品小売市場全体の成長率は、2%に・・・。

 

 昨年の夏まで、米国は世界一の大豆輸出国であり、輸出先の6割以上を中国が占めていました。しかし、中国は国内向けに大豆の生産を増やしており、今後、米国からの輸入は減少させていくと思われます。

 

 米国では、植物由来の代替肉の市場が今後も拡大する見込みで、大量生産が実現すれば、代替肉は、従来の食肉と価格で勝負できるようになってくるのは間違いないです。

 

 植物性タンパク質の加工食品市場は、米国の農家が、単一の取引先への依存を減らしながら農業を続ける上で、非常に有望な存在になっています。

 

今、代替肉は農業界でも大注目の分野ですね。今後も目が離せません。