2019.09.09 ブログ
市場を独占できる可能性を秘めたスタートアップを念入りに選ぶことで知られているソフトバンク。
そのソフトバンクが関心を示したとして注目を浴びているのが「Planty」社。
同社は屋内農場を運営しており、農場をAIで管理することで最大350倍の収益性を実現しています。都市部にAI農場を作る事で新しい地産地消の形を創ろうとしているのです。
人口密集地にAI農場をつくり、生鮮物の小売価格約30~40%を占めるとされる「物流費」「貯蔵費」を限りなくゼロに近づける事で、小売価格を抑える事ができるだけでなく、鮮度のいい状態で店舗に並ぶので商品が店頭で長持ちし廃棄ロス軽減にもつながります。
鮮度の悪い野菜は買っておいても、すぐにダメになります。その結果小売店の買上点数にも大きく影響し、更に消費者にとっても美味しい野菜摂取の機会が減ってしまう原因ともされてきました。
そして、最も大きい同社のインパクトはこれです!
AIは栽培だけでなく、グーグルに代表される向上したテクノロジーと進化したアルゴリズム、大量のデータを融合させてその消費者ニーズも栽培前の段階である程度読み解いたうえで生産に入れるところにあります。
屋内栽培の定番とされる葉物野菜だけでなく、ほぼどのような作物でも栽培できる技術は既に確立されているようです。
今後の動きに注目ですね。