コロナ影響下での、食品飲料の動向について

2020.03.20 ブログ

小中高校の臨時休校により、国内の牛乳生産量の1割にあたる学校用牛乳が余っています。32日から農林水産省が牛乳や乳製品の消費を呼びかけているほか、大手乳業メーカーが加工用の生乳の受入を増加させています。ただ、飲料用と比べて加工用生乳の価格は低く、酪農家の収入の減少が懸念されます。お土産やデザートの販売数が減少したことにより、加工乳製品が余るリスクもあります。

 

 アルコール飲料の需要も急減しています。政府がイベント中止を呼びかけた226日以後、大手居酒屋チェーンで団体客のキャンセルが続いています。個人の消費は増えているものの、全体の消費量は減少しているということのようです。

 

 一方、免疫力を高める効果があるとされている乳酸菌入り食品の販売数は、大幅に増加しています。

 

 また、工業用アルコールの販売量も増えています。12月では前年比で約2倍でした。酒造大手のオエノンホールディングスの広報担当者は、消毒用アルコールとして使用する製剤会社からの需要が高いとしています。

 

アルコール消毒液やマスクなど政府が増産発表をしたにもかかわらず入手が困難な状況は続いています。

先ずは、手洗いをしっかりして「乳酸菌」を積極的に摂って少しでも消費に貢献したいものです。