ヒトのココロとトマトのわき芽摘み

2019.08.09 ブログ

トマトの栽培をしていると、絶対に欠かせない作業のひとつに「わき芽摘み」があります。

トマトの葉の付け根から出てくる新芽です。

これを小さいうちに手で摘みます。次から次へと出てくるので気が抜けません。

ちょっと気を抜くと、とんでもない大きさに成長してしまっていて、1本に仕立てた茎よりも大きくなっていた!なんてことはビギナー菜園者なら誰でも経験したことがあるのではないでしょうか?

そのまま放置しておくと、実に十分な養分が行き渡らなくなるだけでなく、風通しも悪くなり病気の原因となります。

という事で、わき芽は小さいうちに「確実に!」摘まなくてはならないのですが、どうしても「摘み忘れ」が必ずどこかにあって、巨大化したわき芽を摘むという作業が発生してしまいます。

 

ここで、本日のヒトと植物の関係について。

この巨大化したわき芽。「あー・・・。やばい!摘み忘れた!こんなに大きくなるなんて・・・。ボギッ!!」

とやってしまうと、どうなるか?ご存知ですか?

トマトはそのわき芽が、ものすごい勢いで大きくなっているので、ある大きさまで行くと「よし!この調子でどんどん大きくなれ!!」という事で、そのわき芽に自身の大半のエネルギーを注ぎこんでしまいます。

注ぎ込むのは人間と同じで、エネルギーやパワーのみならず夢や希望そして未来までも(これは言いすぎか?)その急成長する若い力に行ってしまうんですね。

そこで、そこまで頑張っていたトマトの、「巨大なわき芽」!!言い換えると「夢と希望」を情け容赦なく摘み取ってしまったらどうなるでしょうか?

ボギっとやってしまった後は、もう抜け殻のようになってしまい「無気力トマト」と化してしまいます。

 

この状況、トマトの管理者に責任がありますよね。

管理者が管理できていないために、優秀な逸材が抜け殻になってしまったという実例です。

マネジメント能力の欠如とでも言うべきでしょうか。

しっかりとしたマネジメントで、トマトの美味しさも、ヒトのやる気も決まるのだなぁと思います。

わき芽は小さいうちに!

部下のけじめのない行動は初期のうちに注意してあげる!

これを放っておくと後でとんでもない事が起きますよ。

これは大きなわき芽摘み跡を2か所も発見!!

ごめんなさいね・・・。