クボタ、研究開発に5年間4000億円 スマート農業に重点

2021.03.18 ブログ

クボタが、2025年12月期を最終年度とする5年間の中期経営計画を発表した。研究開発費は合計4000億円と、20年12月期までの5年間と比べ6割増やす。トラクターの自動運転やセンサーなどデジタル技術を活用したスマート農業に重点配分する。農業のほか、水環境事業や資源回収といった事業にも投じ、環境ソリューションを軸とした成長を目指す。

クボタはトラクターの完全自動運転の実現を目指しており、ドローンによるセンシングや農地の水管理といったノウハウを組み合わせる。センサーを活用した上下水道の管理や金属・リンなどの回収にも研究開発投資を振り向ける。

次世代技術や環境対応に向けては、競合の米農機大手ディアもクボタを上回る規模で研究開発に資金を投じている。「50年のカーボン・ニュートラルを目指す」(北尾裕一社長)中で電動化や水素燃料の活用も課題となりそうだ。

自動運転のトラクターが必要な法整備が、現在の日本農業に普及していけば、新たな農業の時代がやってきますね。海外勢とのし烈な争いが始まっていますが日本代表のクボタさんには、是非とも頑張ってほしいものです。