農水省、輸出支援を強化―来年度概算要求 食品加工、施設整備費5倍 

2020.09.29 ブログ

農林水産省の2021年度予算概算要求案の全容が23日、判明した。菅義偉政権が重要政策に位置付ける農林水産物・食品の輸出拡大に向けた支援強化へ重点配分。欧米をはじめ輸出先国が求める高度な衛生水準を満たすための農林水産物の加工施設整備支援などに、20年度当初予算比約5倍の79億円を盛り込んだ。

政府は30年の農林水産物・食品の輸出額を、現状の5倍に相当する5兆円に引き上げる目標を掲げている。ただ、足元は新型コロナウイルスの影響で輸出が伸び悩んでいることから、民間企業による商談や商品開発にも20年度当初比約7倍の36億円を求める。農水省は各国・地域が行う輸入規制の撤廃など、交渉を一元的に担う「輸出・国際局(仮称)」を新設する。

デジタル分野をめぐっては、データを活用したスマート農業関連事業に同約4倍の55億円、農家がスマートフォンを活用して補助金申請できる仕組みの構築に同約13倍の93億円を要求する。
 これらにより同省の要求総額は同20%増の2兆7734億円に膨らむ。

コロナの影響で今後の輸出の見通しが不確定な事もありますが、事業者の持続化補助金や雇用助成金など、激しい支出が今なお続いているわけで、今後どれくらい我々の負担が大きくなるのか?不安は膨らむばかりです。

どうか、この予算が有効に活かされますように…。