2020.02.17 ブログ
ジャーナリストの山口亮子氏は以下の旨を述べました。
帯広市の、衛星写真を解析し、小麦畑の適切な収穫順序をマップ化するシステムを開発しました。農業への人工衛星の活用は約20年前から始められていましたが、衛星の精度や適切な撮影時期など課題も多く、実用化までかなりの時間を要しました。また、最適な収穫順序の設計は、人件費などのコスト削減に繋がるとされています。
リモートセンシングの主流はドローンですが、人工衛星は広範囲を一度に撮影できるため、産地単位の状況把握に適しています。衛星写真の活用は北海道で積極的に行われていますが、本州以南の青森県などでも利用されています。新潟県では、既に酒米の山田錦の栽培にドローンや無人ヘリが利用されていますが、来年からは衛星も活用される予定です。
しかし、人工衛星の農業利用は高コストである点や撮影頻度が低くなる点など依然として課題が多いとされています。
もはや農業分野での先進技術の導入例は沢山ありすぎてこれくらいの情報では驚かなくってきていますが、やはりコストが原因でで先に進まなくなっているところも多いのですね。
何とかならないのでしょうか。