2019.11.01 ブログ
NTT東日本がIoTやAIを用いた農業ビジネスに着手します。7月、NTTグループで初めての農業法人「NTTアグリテクノロジー」を全額出資で設立しました。施設園芸の拠点を自ら運営し、情報通信技術(ICT)を利用した生産などのノウハウを、ほかの農業法人に提供します。
NTTアグリテクノロジーは、山梨県中央市に設置したファームで、2020年内に葉物野菜の栽培を開始予定です。自ら生産するのは、投資対効果を生産者と同じ目線に立って検証した上で提案しなければ、生産者に届かないと捉えているためだそうです。
NTTアグリテクノロジーの取り組みは、機器のみならず、トータルソリューションの提供を目指したものになります。高度な環境制御による的確な収穫予測などに加え、大規模施設の経営管理や燃料費削減による経営安定化なども視野に入れています。
NTTアグリテクノロジーは、5年でおよそ100億円規模の農産物流通を狙っています。その経済効果を関連産業にも広げ、地域活性化につなげる構えのようです。
『情報通信技術(ICT)を利用した生産などのノウハウを、ほかの農業法人に提供』←ココがポイントですね!特別な栽培技術は一部の熟練農家だけのものではなくなっていくのですかね?
農産物や農家のブランド化や差別化ができなくなる世の中になっていくのでしょうか?
ちょっと複雑な心境です・・・。