2019.10.11 ブログ
最近国内はもちろん海外の方が多く利用しているAirbnb!宿泊施設を提供するだけでなく、通常の観光ツアーでは味わうことができないローカル体験も提供しています。
米コロラド州の新聞The Gazetteによると、コロラド州では現在、200以上のアクティビティーを、Airbnbを通じて提供しているそうです。例えば、環境専門家のエリーゼ・ベルハイム氏は、自身の研究で見出したコロラドスプリングスの特別な場所に、安全性を担保しながら客を案内しています。貸し切り冒険のような環境で、地形や野生生物、珍しい植物などを堪能できます。
他にも、イタリアのローマでは町の主婦たちとパスタを作る体験や、オレゴン州ではチェーンソー彫刻など、いずれも地元の人々が指導役や案内役となって、一味違う経験を提供しています。
Airbnbによると、こうしたサービスの対価は基本的にすべてサービスの提供者が受け取り、平均で年間27万円ほどの収入になっているそうです。同社は、宿泊地となる場所への経済的なメリットを増やすことも重要な使命だとしています。
日本でも近年、古民家での宿泊体験や農業体験など、都市部以外でも外国人観光客の誘致に力を入れ始めています。従来、農村部などでは宿泊施設の提供が難しいとされてきましたが、Airbnbは都市部ではない地域でも、提供する宿泊施設を増やしつつあります。いわゆる「田舎の町」へのアクセスが容易になれば、日本でも様々な体験を提供できるようになっていきますね。
私も先日Airbnbでとある都市へ2泊してきました。宿主にあたるホストさん次第で変わるかもしれませんが、とても素晴らしい環境で感動の旅となりました。宿泊予定日の数週間前から「滞在中のおすすめ」という案内が届き、グルメやスポットの提案があるのですが、どれもインバウンド需要を意識した内容となっており、個人的にはその案内全てが魅力的に映りました。大金を使ってサービスを受けたり高額なショッピング等ではなく、サイクリングや忍者体験、料理や伝統文化、農業体験など私たちが忘れかけていた本来の地域の魅力を宝探しのように体験でき、大満足間違いなしだと思います。
農村地帯に生活の拠点を持つ者として、この新たな価値創造について無視することはできないと感じています。