2019.10.07 ブログ
食糧問題の解決を目標とするムスカは、特殊なイエバエの幼虫を使って飼料と肥料を作っています。(日本の会社です)
旧ソ連が研究していた技術を用いて交配を繰り返した結果、成長が速く、大量に産卵するイエバエが誕生しました。イエバエの卵を家畜の糞尿などにまいて1週間放置。糞尿を餌にする幼虫は飼料となり、幼虫の排泄物は有機肥料になります。従来1カ月以上を要した堆肥化は1週間に短縮されました。同社が提唱する循環システムにより、バイオマスで100%のリサイクルが可能になります。
ムスカの技術は高い評価を受け、今年、丸紅や伊藤忠商事と戦略的パートナーシップを結びました。
世界では2030年以降、家畜の飼料である魚粉の供給が限界を迎え、肉や魚が食卓から姿を消す恐れがあるといわれています。ムスカの流郷綾乃CEOらはこれを問題視しています。
流郷氏は以下の旨を述べました。「問題解決に向けて、食市場でルールメイキングできる立場になるべく事業性にこだわっている。2019年を昆虫産業の元年にする必要がある。」
なんともビックリなお話です!害虫の中の害虫!害虫オブ害虫のハエが食糧問題を救う事になるなんて・・・。
それにしてもビックリです・・・。