2019.08.05 ブログ
先日の投稿で、植物由来の人工肉が今後伸びていき、農業分野に対するインパクトはかなり大きくなるのではないか?との私の見解を掲載させていただきました。
そんな中、日清食品と東京大学生産技術研究所が新たに「培養肉」を共同開発しました。
開発された「ステーキ肉」は、牛から採取した筋肉細胞を培養し、サイコロ状に固めたものだそうです。
この人工肉。注目が集まる背景には、将来世界的な食糧難が予想されていることがあります。現在70億人の世界人口が、今後2050年までには90億人に増加するとも言われています。アジアやアフリカでは肉食が更に普及するのが確実だとの見方もあります。
アメリカでは植物由来の人工肉がすでに流行していますが、植物由来ではない培養肉の生産に関しては、日本に強みがあると東大の竹内教授は述べています。
医療分野で行われている、細胞を培養して組織を作る手法が転用できるのだとか。
一方で、人工的に培養した肉を食べる事に抵抗感を示す消費者心理もあります。
必ずしも培養肉開発の先に明るい未来が待っているとは言い難いところもありますね。
いずれにしても、今後の動きに注目していきたいと思います。