2019.08.12 ブログ
日本国内では「人口減少」を背景とした米消費減少局面に突入する中、生産の維持を見据え、農水省では輸出の支援を行っています。
2018年の日本米の輸出量は13,800トン。
加工米を含めても3万トンあまりと、政府目標の10万トンにはまだ及んでいません。
高い価格や各国の輸入規制などがあって、思うようには進んでないようですね。
中国のスーパーでは1キロ約400円ほどで販売されている米が多い中、日本産米は約1500円が相場のようです。
①収穫量の多い品種
②ロボット技術の導入
などでコストダウンを図る農家もありますが
➊水田面積が小さい
❷人件費が高い
❸中国に関しては精米が国内3か所の専用施設のみが輸入条件とされている
などの理由で小売価格の水準は高いままです。
個人的な意見ですが、価格を抑える努力は確かに必要かと思います。
しかし、国際間の競争で生き残っていくには日本米の「価値」にもっとフォーカスして高価格米としての地位を固めていく戦略もアリなんじゃないでしょうか?
そのひとつが「和食ブーム」になるのですかね?
国内の米の消費量は減り続けているとされていますが、その量なんと!!!年間10万トン!!
そんな中2018年から減反政策が廃止され、自由にコメの作付ができるようになったものの、その全体像の中で海外市場はますます重要な存在となってきていますね。